KYB(Know Your Business)は、取引先が実在する法人かを確かめる手続きです。Prometiamは国を指定するだけで、29か国の公的な登録簿のデータを同じ形式のJSONで返します。
KYBは、取引先となる法人について、実在すること、名称と所在地が申告と一致すること、現在も事業を続けていること、そして必要に応じて実質的支配者や制裁リストとの関係を確かめる手続きです。金融機関のほか、決済・会計・調達のシステムを持つ事業者にも、新規取引先の登録時に同様の確認が求められる場面が増えています。国ごとに登録簿の仕組みも項目名も違うため、海外の取引先を確認するたびに別々の実装を書くのは負担になります。
Prometiamは、各国の公的な登録簿のデータを一つの会社オブジェクトにそろえて返します。名称は company_name、識別番号は company_number、状態は標準化された status と登録簿の用語そのままの local_status、法人の種類は legal_form に入ります。国は country= で切り替えるだけなので、日本の法人と海外の取引先を一つの実装で確認できます。
curl 'https://api.prometiam.com/functions/v1/risk-api/companies/search?country=JP&company_number=1180301018771' \ -H 'Authorization: Bearer rk_live_...' curl 'https://api.prometiam.com/functions/v1/risk-api/companies/search?country=SG&name=grab' \ -H 'Authorization: Bearer rk_live_...'
結果はどちらも data 配列に入り、同じ項目名で読めます。Pythonでは次のように書けます。
import requests
H = {'Authorization': 'Bearer rk_live_...'}
for country, number in [('JP', '1180301018771'), ('TW', '22099131')]:
r = requests.get('https://api.prometiam.com/functions/v1/risk-api/companies/search',
params={'country': country, 'company_number': number},
headers=H, timeout=30)
for c in r.json()['data']:
print(country, c['company_name'], c['status'])
取引先リストをまとめて確認するには、POST /companies/lookup に最大100件を送ります。1件を1回の呼び出しとして数え、クォータを超える場合は429(batch_exceeds_quota)で最初に拒否されます。登録後の変化は、POST /monitor に取引先を登録すると、状態の変更、閉鎖、制裁リストとの一致(ベータ版)、登録簿の変更イベントが署名つきのwebhookで届きます。モニタリングは日本を含む多くの国で使えます(フランスは対象外)。
| 分かること | 分からないこと |
|---|---|
| 法人の実在、名称、法人の種類、所在地 | 実質的支配者、株主 |
| 現存・閉鎖・合併などの状態 | 信用力、財務内容、与信の判断 |
| 登録簿の変更イベント(名称、状態、法人の種類、所在地) | 日本の反社会的勢力のデータベースとの照合 |
| 国をまたいで同じ形式で扱えること | 役員(国によっては提供しない) |
国によって提供範囲は異なります。たとえば日本のレコードは国税庁の法人番号データに基づく会社レコードのみで、設立年月日、業種コード、資本金、役員、VAT番号、倒産情報は含まれません。国別の範囲は各国のガイドで確認してください。制裁リストの照合はベータ版です。Prometiamは登録簿のデータを返すAPIであり、KYB全体の判断は自社の基準で設計する必要があります。
MCPサーバーを使うと、ClaudeやCursorなどのAIアシスタントから、同じ検索を呼び出せます。
会社の検索とレコード取得は1回1クレジットです。Starterは月額9.99ユーロ(1,000クレジット、モニタリング25社)、Professionalは月額29.99ユーロ(10,000クレジット、モニタリング250社、webhook)、Scaleは月額99.99ユーロ(50,000クレジット、モニタリング2,500社)です。14日間の無料トライアルは500クレジットで、クレジットカードが必要ですが、期間中の請求はありません。料金ページをご覧ください。
出典:国税庁法人番号公表サイト(https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/)。Prometiamが編集・加工して作成(国税庁が作成した情報ではありません)。
トライアルは14日間で、500クレジットが含まれます。クレジットカードが必要ですが、トライアル期間中に請求はありません。解約しない場合は、その後Starterプラン(月額9.99ユーロ)に移行します。